トウキョウズ・カップの航跡動画が公開されました sail-vision Sail-Vision トウキョウ [...]

参加者もエンジョイ
トウキョウズカップ2016ヨットフェスティバルは8月8日、無事に終了いたしました。
島周りのレースが盛んに行われていた時代からブイを回るレースが主流となり、回航ヨットレースも随分少なくなりました。
離島でアンカーリングをしてゆっくりとした時間と海を楽しむ――そんなヨットの楽しみ方があることも若い世代には馴染みがなくなり、経験する機会さえも薄らいできている昨今です。
ブイ回りのレースでは経験できない「吹き下ろしの風」、「潮」、「島の景色」を見ながら走らせるヨットの爽快感。夜の海が醸し出す何とも言いようのない「気持ち良さ」や「恐怖感」、外洋セーラーの皆様にはたくさんの思い出があることでしょう。
このようなレースの感覚と地元の皆様との交流という2つの醍醐味を味わえるのがトウキョウズ・カップです。
本レースはイベント性が色濃く、夏の思い出作りのために参加しているヨットも多く、当レースを楽しんで頂けていることと思っております。
さて今年、大島の岡田港をスタートしたBコース。
風がない中のスタートとなり、沖から広がる風を掴みながらのレース展開が始まりました。大島灯台を過ぎると乳ヶ崎からの向い潮と戦うことになり、元町から千波崎までのコースの取り方次第では勝敗が大きく変化します。今年は潮がとてもきつくてなかなか前に進まず、対地速度がマイナスという状況だったそうです。
風がなくなり、潮で戻され、今年のBコースは残念ながらフィニッシュすることが出来ませんでした。
一方、Aコースのスタートは台風の影響もあってか、風には恵まれ良いスタートが見込まれる海面でした。
ただしうねりが高く、フィニッシュまでずっとアップウインドとなるレース展開となりました。ヘルムスにとってはまったく気が抜けないハードなトリムが要求されるレースとなったことと思います。
また、来年も大島でお待ちしています。
夏の思い出のヨットレース、楽しみにして下さい。(レポートと写真/前田多満枝)
大会サイト
http://yacht.main.jp/tcup/

Aコースのスタート

Bコースのスタート

Bコースチェックイン

Bコースの表彰式はなかったのでジャンケンで協賛品を配りました
トウキョウズカップ2016 リザルト レースリザルト
トウキョウズカップ2016 ヨットフェスティバルは今年で25周年を迎えることができました。
「伊豆大島でトウキョウズカップを楽しもう― 海と日本 プロジェクト ―」がいよいよ8月6日に開催されます。
今年は、海を味わい海に親しんでもらいたいという「海プロ」を掲げています。
運営側としては、楽しく島で過ごし島民の方々と交流をし、素敵な想い出をたくさん作っていただきたいと願いながら企画をして来ました。今年の予定は下記のとおりです。
Aコースは、7日に波浮港沖からスタートし、小網代湾でフイニッシュ。
Bコースは、6日に岡田港の岸壁からスタートし、波浮港の燈台がフイニッシュ。
AコースとBコースの両方に参加することもできるんですよ。
島の方々にも、ヨットに触れる機会を提供し海を広く親しんでもらいたいと思い、体験セーリング、手作りベニアボートレース、絵画コンテスト等を波浮の港内で開催します。
大人も子どももみんなが集い、笑い、声を出して楽しめるイベントになっています。今年のトウキョウズカップは盛り上がりますよ~。(レポートと写真/前田多満枝)
大会サイト
http://yacht.main.jp/tcup/